大好きだよ、今も。
柚花side
私、渡辺柚花、17歳。


小さい頃から病気で入院している。


しかも18歳まで生きられないとか。


一生透析が必要で、学校にも行けてない。


だから、私の担当の先生の息子で、同い年の前田優斗くんに教えてもらっている。


優斗くんはすごく頭が良くて、教えるのがすごく上手。


15歳の頃から教えてもらっている。


「柚花〜来たよ。」


あれが優斗くん。


背が高くて、かっこいい。


教えてもらい始めた時から、好き。


でも、病気の私なんかが告白したら迷惑になる。


この気持ちは心の中にしまっておくって決めたんだ。


「優斗くん!今日もきてくれたんだねー!」


すると優斗くんは、


「当たり前じゃん。だって柚花と話してると楽しいんだもん。」


といった。


そんなに期待させないでよ。


「そうかな?ありがとう!私も優斗君といると楽しいよ!」


「そっか。じゃあ、昨日の宿題から!」
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