大好きだよ、今も。
点滴をして、 荷物の整理をする。

それから点滴台を押しながら病院の中を散策する。

ガコン

自販機でお茶を買う。

そして、中庭へ。

ベンチに座る。

点滴台を押してくれた優斗くん。

お茶を買ってきてくれた優斗くん。




は……もう来ない。

自分で思い出してむなしくなってきた。

そうだよね、だってわたし浮気したことになってるんだもんね。

いくら優しい優斗くんでも来てくれるはずない……か。

もうすぐ優衣が来てくれる時間だ。
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