大好きだよ、今も。
柚花side
入院2日目。
今日は不思議なことがあった。
売店に行こうとすると。
「おねぇちゃん」
男の子に呼ばれた。
見たことない男の子。
「どうしたの?」
「おねぇちゃん、絵本読んで。」
あれ?
ここの小児病棟には保育士さんがいて、いつでも本を読んでもらえるはずなのに。
わたしも読んでもらっていたから。
まぁ、いいか。
「いいよ。じゃあせっかくだし、中庭に行こうか?」
「うん!」
中庭で、本を読んであげた。
気がつくと、男の子は寝てしまっていた。
可愛い。
仕方なくだっこして、自分の病棟のナースステーションに行った。
「柚花ちゃん、どうしたの?」
「男の子に会って、絵本を読んであげてたら、寝ちゃってて…」
すると看護師さんは驚いて、
「あぁー、あの子ね。」
?
「この子、すぐ抜けだしちゃうから。
それに柚花ちゃんもだっこなんて無理しちゃダメだよ。」
「はーい!」
不思議な子だったな。
そして優衣が来てくれた。
後悔が募る。
なんであんなことしてしまったんだろ。
気付いたら、泣いていた。
優衣がそっと頭を撫でてくれる。
あー、わたしの初恋、終わったんだな。
溢れる涙。
今日の心の中天気予報は雨のようです。
今日は不思議なことがあった。
売店に行こうとすると。
「おねぇちゃん」
男の子に呼ばれた。
見たことない男の子。
「どうしたの?」
「おねぇちゃん、絵本読んで。」
あれ?
ここの小児病棟には保育士さんがいて、いつでも本を読んでもらえるはずなのに。
わたしも読んでもらっていたから。
まぁ、いいか。
「いいよ。じゃあせっかくだし、中庭に行こうか?」
「うん!」
中庭で、本を読んであげた。
気がつくと、男の子は寝てしまっていた。
可愛い。
仕方なくだっこして、自分の病棟のナースステーションに行った。
「柚花ちゃん、どうしたの?」
「男の子に会って、絵本を読んであげてたら、寝ちゃってて…」
すると看護師さんは驚いて、
「あぁー、あの子ね。」
?
「この子、すぐ抜けだしちゃうから。
それに柚花ちゃんもだっこなんて無理しちゃダメだよ。」
「はーい!」
不思議な子だったな。
そして優衣が来てくれた。
後悔が募る。
なんであんなことしてしまったんだろ。
気付いたら、泣いていた。
優衣がそっと頭を撫でてくれる。
あー、わたしの初恋、終わったんだな。
溢れる涙。
今日の心の中天気予報は雨のようです。