大好きだよ、今も。
途中、優斗くんとすれ違った。

優斗くんを見たら、安心して

体の力が抜ける。

床に倒れこむわたしに、焦る優斗くん。

そして、気がつくと自分の部屋のベットで寝ていた。

「…花。…柚花…柚花!」

「…優斗くん…?」

「柚花!

どうしたんだよ!?

いきなり倒れるし、寝ながら泣いてるし。」

こんな剣幕で話してくるのは2回目。

1回目は入学当日。

いつも、優しくゆっくり話してくれるのに。

心配かけちゃったな。

「えっと…手術が決まって…怖くて…」

「そっか。全然目を覚まさないから、すごく心配したんだよ?」

「うん。ごめんね。」

優斗くんはほっとしたようにわたしの頭をわしゃわしゃなでた。

怖いな。
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