大好きだよ、今も。
夜の2時半ぐらい。


起きてしまい、トイレに行こうとした時だった。


「あれ、柚花がいない?」


もしかして、トイレかな?


深くは考えてなかった。


廊下に出て、トイレに行くため、階段を上ると…


「ゼーゼー、ゼーゼー」


柚花だ!


「柚花!」


「ゼーゼー、優斗くん…助けて…」


いったい何が!?


「喘息の発作で…吸入器を取りに行こうとしたら…迷っちゃって…ゼーゼー」


ここは4階。


柚花の部屋は2階。


逆方向だ…


柚花の背中をさすりながら寝室に戻り、吸入器を取りに行く。


落ち着いてきたけど、やっぱり怖かったのか、泣いている。


「うぇーん、死ぬかと思ったよー」


「今日はたまたま起きたからよかったけど、今度途中で調子悪くなったら起こしていいからね?」


「うん。わかった」


「一応明日病院いこうな。」


「うん、おやすみ。」


無事でよかった。
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