大好きだよ、今も。
優斗side
柚花の病室で寝てしまっていた。

目がさめると、柚花は意識を取り戻していた。

よかった。

でも、柚花の悲痛な叫びを聞くことになる。

「優斗くん…優衣…足が動かない…」

無理矢理でも笑うしかなかった。

答えに困っていると、柚花のお母さんが入ってきた。

柚花のお母さんは言い聞かせるように話した。

「柚花。

よく聞いて。

柚花の足が動かないのは、手術の後遺症のせいで、それに…」

「それに?」

柚花が先を促す。

「柚花は…もってあと2週間なの。」

柚花は泣きそうで、でも泣かなかった。

多分柚花はわかってただろう。

手術しても治らない。

自分はそう長くないって。

柚花は強い。
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