大好きだよ、今も。
優斗side
柚花とデートした次の日。

俺は早めに病院に来ていた。

柚花が、

「スイーツデコにはまってるんだ!」

と言って、俺と鈴木が、

「ちょうだい!」

って言う。

そのあとも会話は続くはずだったのに。

「はぁはぁ」

柚花が苦しみだした。

乱れた呼吸。

握られたシーツ。

全てが柚花の苦しさを物語っていた。

「柚花!

鈴木!看護師呼んできて!」

鈴木が走る。

俺は柚花の手を握った。

「柚花。大丈夫だから。」

柚花の意識はもうなかった。

まだ余命はあるはず。

看護師がきて、俺と鈴木は廊下にでた。

なにしろ心配で。

柚花の両親もきた。

柚花の両親は、連絡先を聞いて、

「なにかあったら連絡するわ。

今日はとりあえず帰りなさい?」

と言った。

柚花のお母さんは、すごく動揺していた。

とにかく家に帰った。
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