大好きだよ、今も。
人の間を通ってベットのほうへ行くと、

酸素マスクをつけて苦しんでる柚花と

なきながら柚花の手を握る鈴木と柚花の両親がいた。

頭があまり良くない俺でもわかる。




…柚花の命の炎が、消えようとしていたんだ。

「優斗くん!」

柚花のお母さんに呼ばれた。

「もうすぐ…みたいなの。

最期に、話しかけてあげて。」

俺は覚悟を決めて柚花の下へ行った。
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