大好きだよ、今も。
優斗side
柚花が死んで10日。

俺は病院に来ていた。

柚花の看護師さんたちに呼ばれたから。

「優斗くん!」

「こんにちは」

ノートを持っていた。

「優斗くん…これ、柚花ちゃんの部屋で見つけたの…読んであげて?」

ノートを受け取った。

ピンクで柚花らしいノートだ。

家に帰ると、淳が家の前にいた。

「おぅ、優斗!

遊ぼうぜー!

ん?なんだそれは?」

「淳!先に読んでほしい。」

読む度胸はなかった。

ノートを読み始めた淳。

でもしばらくしてノートを閉じ、

「これは優斗が読むものだ。」

と言って、淳の家に行った。

淳が見守る中、ノートを読み始めた。

< 166 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop