大好きだよ、今も。
「…花、…柚花。」

はっと気がつくと、もう7時。

「ただいま。調子はどう?」

優斗くんは帰ってきていた。

「うん、だいぶ良くなったよ。」

「そっか。ご飯食べる?」

「うん!」

前田家のご飯はおいしい。

病院食とは思えないくらい。

本当に退院できてよかった。

夜。

だいぶ一緒に寝るのにも慣れてきた。

「おやすみ。優斗くん」
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