大好きだよ、今も。
あれは、忘れもしない、1月1日、元旦。

初詣にいった後だった。

優斗くんが、真剣な顔で言った。

「なぁ、柚花。俺たちってどんな関係?」

わたしは首をかしげる。

「俺は、柚花の彼氏になりたいんだけど。」

これは、告白…なのかな?

でも、優斗くんと付き合えるなら…

「うん!わたしを優斗くんの彼女にしてください!!」

にっこり笑う。

そうしたら、頭をくしゃっとなでて、

「よろしくな」

って言ってくれた。

落ち着いたふりしてたけど、ほんとは飛び上がりたいぐらいうれしかったよ。
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