大好きだよ、今も。
精一杯の強がりだった。

今すぐ泣きだしたかった。

「優衣ー」

優衣が抱きしめてくれる。

「よく頑張ったね。

ちょっと近くのカフェで休もう。」

カフェで休み、落ち着いてきた。

やっぱり家に帰らなきゃ。

優衣に送ってもらった。

「ただいま」

優斗くんが話しかけてくる。

軽くスルーした。

すると今度は低い真面目な声で、

「話がある。」

と言った。

あぁ、別れ話だ。

そう悟った。
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