大好きだよ、今も。
ジェットコースターに5回ぐらい乗った後。

だいぶ暗くなってきた。

「観覧車乗らない?」

柚花の提案で、観覧車に乗ることになった。

ゆっくり上がっていく。

「わぁー!夕日がきれい!」

興奮してる。

「あのね、優斗くんー

これー」

柚花が小さな箱を取り出す。

そっと開けてみる。

中をみた柚花が固まる。

なぜなら、チョコがくずれてたから…

柚花が泣いてしまう。

「ごめんね…」

「いいよ。食べるよ」

じっと見つめる柚花の前でかけらを食べる。

「おいしい!」

本当においしかった。

「本当に?よかったー」

俺がかけらを食べ終わる頃には、出発地に戻ってきた。

帰り道。

電車は空いていて、座れた。

柚花は…

「すぅぅー」

寝てしまった。

柚花が起きる頃には、駅はもうすぐ。

「柚花ー、起きて」

電車を降りて、家までの道を歩く。

もちろんてをつないで。
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