彼が嘘をついた
ランチを食べて、一息つくと私たちは外へ出た。
涼しすぎる店内から出ると、一気に汗が吹き出る感じだ。
バックからハンカチを取り出すと、額の汗を拭った。
「ちょっと歩くけど大丈夫か?」
私を気遣って、隼人くんが声をかけてくれる。
「…うん、大丈夫だよ。
あっ…!途中、コンビニあるかな?飲み物買って行きたい」
「あぁ、了解!」
こうして隼人くんがヒロくんと待ち合わせしている公園に向かった。
途中、コンビニに寄ってスポーツドリンクと、私用に紅茶のペットボトルを買った。
公園に着いたのは、約束の1時前。
だけど、ヒロくんは先に来ていて、すでにロングシュートの練習を始めていた。
公園の入口に来たバスケットボールを隼人くんが拾うと、ヒロくんが私たちの方へやって来た。
「お疲れ、隼人。
遥も一緒に来たんだ」
「おう、お疲れ!」
「お疲れ様。
ねぇヒロくん、真由子は?」
一通り挨拶が終わると、一緒に来ていると思っていた真由子の居場所を確認する。
「あぁ、ごめん。言ってなかったよな。
真由子は来ないよ。
日焼けするのがイヤだからって、この時期、外に出るのは極力控えてるんだよ」
すると、ヒロくんが答えると思っていたのに、すぐにそう答えたのは隼人くんだった。
隣でヒロくんも、苦笑いしながら頷いた。
涼しすぎる店内から出ると、一気に汗が吹き出る感じだ。
バックからハンカチを取り出すと、額の汗を拭った。
「ちょっと歩くけど大丈夫か?」
私を気遣って、隼人くんが声をかけてくれる。
「…うん、大丈夫だよ。
あっ…!途中、コンビニあるかな?飲み物買って行きたい」
「あぁ、了解!」
こうして隼人くんがヒロくんと待ち合わせしている公園に向かった。
途中、コンビニに寄ってスポーツドリンクと、私用に紅茶のペットボトルを買った。
公園に着いたのは、約束の1時前。
だけど、ヒロくんは先に来ていて、すでにロングシュートの練習を始めていた。
公園の入口に来たバスケットボールを隼人くんが拾うと、ヒロくんが私たちの方へやって来た。
「お疲れ、隼人。
遥も一緒に来たんだ」
「おう、お疲れ!」
「お疲れ様。
ねぇヒロくん、真由子は?」
一通り挨拶が終わると、一緒に来ていると思っていた真由子の居場所を確認する。
「あぁ、ごめん。言ってなかったよな。
真由子は来ないよ。
日焼けするのがイヤだからって、この時期、外に出るのは極力控えてるんだよ」
すると、ヒロくんが答えると思っていたのに、すぐにそう答えたのは隼人くんだった。
隣でヒロくんも、苦笑いしながら頷いた。