彼が嘘をついた
嬉しくて、私も隼人くんに笑いかけた。
「すみません。私、下に行きますね」
バックとスコアシートを持って2人に声をかけた。
「うん!ガンバレ遥!」
と楓恋。
美鈴先輩は、
「これ、忘れ物だよ。
しっかり"彼女"の存在をあの子にアピールしなくちゃ!」
そう言って隼人くんのお弁当を渡してくれた。
「ありがとうございます」
2人から勇気をもらい、私はベンチに向かった。
その頃ベンチでは…
「あー。高野さんと、その友達?
ここは今、関係者以外は入ってはダメだから」
兄の言葉に、
「えーっ、そうなんですか?」
「…私、大樹の彼女で、隼人の従兄弟だけど…」
抵抗する2人。
「高野さん。それはバスケと関係ないよね?
それにそっちの友達は"敵"って言ってたよね?
だったらなおさら、ここにいてはダメだと思わない?」
正論を言う兄に
「……………」
「じゃあ遥は?
今、遥のことベンチに呼びましたよね?」
友達は黙るけど、真由子は反論する。
「あー。佐久間さんにはスコアを頼んでるから。
上からよりも、横からの方が見やすいし、俺もチェック出来るから」
「……………」
「………分かりました……」
今度は真由子も納得したようだ。
そんなところに私は入って行った。
「すみません。私、下に行きますね」
バックとスコアシートを持って2人に声をかけた。
「うん!ガンバレ遥!」
と楓恋。
美鈴先輩は、
「これ、忘れ物だよ。
しっかり"彼女"の存在をあの子にアピールしなくちゃ!」
そう言って隼人くんのお弁当を渡してくれた。
「ありがとうございます」
2人から勇気をもらい、私はベンチに向かった。
その頃ベンチでは…
「あー。高野さんと、その友達?
ここは今、関係者以外は入ってはダメだから」
兄の言葉に、
「えーっ、そうなんですか?」
「…私、大樹の彼女で、隼人の従兄弟だけど…」
抵抗する2人。
「高野さん。それはバスケと関係ないよね?
それにそっちの友達は"敵"って言ってたよね?
だったらなおさら、ここにいてはダメだと思わない?」
正論を言う兄に
「……………」
「じゃあ遥は?
今、遥のことベンチに呼びましたよね?」
友達は黙るけど、真由子は反論する。
「あー。佐久間さんにはスコアを頼んでるから。
上からよりも、横からの方が見やすいし、俺もチェック出来るから」
「……………」
「………分かりました……」
今度は真由子も納得したようだ。
そんなところに私は入って行った。