彼が嘘をついた
通話が終わると、すぐに車に戻ってきた。
「どうしたの?」
と聞く前に、
「"フライパン"、予約したから。
勝手に決めたけど…いいよな?」
「うん、ありがとう」
「いや…。
じゃあ、出発するよ」
そうして車をスタートさせた。
フライパンには、30分ほどで着いた。
ちゃんと席が予約してあり、入口で彼が名前を告げると、すぐに案内してくれた。
湖が見渡せる、窓側の席だ。
メニューを見てると、
「俺はポークソテーのセットにする」
と言われ、
「じゃあ私はハンバーグのセットで」と決めた。
店員を呼んで、私の分もオーダーしてもらう。
サラダ·スープ·メイン料理·ライスorパン·コーヒーor紅茶·デザートがついている。
改めて向かい合って食事をするとなると、やっぱり意識してしまう。
…今までだって、"仮"の彼女として2人で食事をしたことだってあったのに…。
そんな私の緊張が分かるのか、
「なぁ遥。
そんなに意識されると、俺までヘンに意識しちゃうからやめてくれ」
と言われてしまう。
その緊張をほぐすため、お手洗いへと行く。
鏡の前で、大きく深呼吸してみる。
…だけど落ち着かない。
考えてみたら、私は男性とお付き合いするのが初めてなんだ。
「どうしたの?」
と聞く前に、
「"フライパン"、予約したから。
勝手に決めたけど…いいよな?」
「うん、ありがとう」
「いや…。
じゃあ、出発するよ」
そうして車をスタートさせた。
フライパンには、30分ほどで着いた。
ちゃんと席が予約してあり、入口で彼が名前を告げると、すぐに案内してくれた。
湖が見渡せる、窓側の席だ。
メニューを見てると、
「俺はポークソテーのセットにする」
と言われ、
「じゃあ私はハンバーグのセットで」と決めた。
店員を呼んで、私の分もオーダーしてもらう。
サラダ·スープ·メイン料理·ライスorパン·コーヒーor紅茶·デザートがついている。
改めて向かい合って食事をするとなると、やっぱり意識してしまう。
…今までだって、"仮"の彼女として2人で食事をしたことだってあったのに…。
そんな私の緊張が分かるのか、
「なぁ遥。
そんなに意識されると、俺までヘンに意識しちゃうからやめてくれ」
と言われてしまう。
その緊張をほぐすため、お手洗いへと行く。
鏡の前で、大きく深呼吸してみる。
…だけど落ち着かない。
考えてみたら、私は男性とお付き合いするのが初めてなんだ。