恋色×模様

陽志が入ってきてから
数分で補講は終わった。





私は寝ていた椿を起こし
自分の教室に戻ろうとした。




「ねぇ、あそこで寝てるのって誰〜?」


「如月くんだって。
部活で遅れてきたみたい。」



椿に聞かれ陽志が寝てることに気づいた。




よっぽど部活に熱心なんだろーなあ…



そんな気持ちと
陽志の寝顔に少しみとれてしまった。


あまりにも綺麗だったから。





「起こしてあげないとあの人遅刻しちゃうよっ!」



そう言って
椿は陽志の所へ行った。


私もそのあとに続いた

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