迷 ~これが全てのはじまりだった~


ドックン…


ドックン…




心臓が壊れそうな程、耳に大きく響く。




動かない身体を何とかしようと身じろぎした。





動かない…、


身体が動かないよぉ---





「助けて…」


必死に口から出た声は、擦れる程に小さくて身体が震えた。







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