短編 妄想ガール
そこには私を見つめる日比谷くんがいて
その姿に胸がトクンと大きく鳴ったのが自分でも分かった。
「お前、寝てるときいびきかいてた
今度寝るときは気をつけろよ!」
そう言うと豪快に笑う日比谷くん
この無邪気に笑う笑顔が好き。
笑うとどこか幼く見えるから…
ーーーーー…って
ーーえ?ーーー……いびき……?
「ええええええええ!!!!」
「うるせーよ!」
すぐさま日比谷くんのツッコミが入る
でも、日比谷くんは笑っていた。
そうなの。この笑顔なの…!
じゃなくて…
「まじですか?」
私が恐る恐る聞くと
「うん。面白かったな〜。」
なんて思い出しているのか
また、笑い始めた。
今回の計画は色々と失敗!