短編 妄想ガール
「いや!特に用事とか無かったよ!」
私がそう答えると…
「そっか。
じゃあ帰ろう。」
日比谷くんにそう言われ
思わず立ち止まる私。
「ん?どした?」
そう私に首を傾げながら問いかける
その仕草も、どうしよう。
ものすごくかっこよすぎるよ……。
そう思いながらも
あれ、私の計画
今日の計画は……
『一緒に帰ること』
「あっ!!!!」
思わず声をあげてしまった。
日比谷くんも驚きながら
どうした?
と、そう言う。