短編 妄想ガール




「やっば!!!!!」


私は鞄を持つと慌てて教室を出た


階段をこれまでにないスピードで駆け下りていく。


最後の方は二段飛ばしという小技をきかせながら





下駄箱に着くと

靴を放り投げ急いで履き替える





そのまま全力疾走



最近は夏の暑さも消え、少し肌寒くなってきたというのに額にはツーっと汗が垂れた






勢い良く校門を出て左を向くと
< 2 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop