短編 妄想ガール
「あんた、
また妄想してたでしょ!?」
そう私に言う美波。
「ハハ!バレた?」
「バレバレ!顔に出過ぎ!」
美波は私に微笑みながら言うと
ーーーーー………
「春野ー。」
今度は、私の心の中の妄想ではなく
本当にそう呼ぶ日比谷くんの声
「うん!!!!!」
思いっきし頷き
「妄想ガールなんて
もう言わせないからね!じゃあね!」
美波にそう言うと
すぐさま日比谷くんのところまで駆け寄った。