短編 妄想ガール
私達はあの帰りをきっかけに
順調に距離を詰めていき
見事!付き合うことになったのだ!!
「ふふふっ」
私がそうニヤけると
「何、ニヤけてんだよ。」
そう言いながら
冬の寒い帰り道
二人で肩を並べてバス停まで歩く。
「だって一緒に帰ってるんだよ?」
私が日比谷くんの方を見てそう言う
「うん。当たり前じゃん。
付き合ってんだから。」
さらりと口から出てくる言葉に
嬉しくてやっぱりまたニヤける。