短編 妄想ガール
「日比谷くん!」
そう叫びながら日比谷くんのところまで
駆け寄り、腕を掴んだ
すると、振り向く日比谷くん
「うぉ!!びっくりした〜!」
そう言いながら日比谷くんは
イヤホンを外した
そっか。それなら聞こえないはずだよね
良かった〜。無視されたわけでは無くて!
すると、
「どうしたの?」
と、不思議そうに聞く日比谷くん
「えっと!」
そう言おうとした瞬間
あれ……?
私が日比谷くんにしようとしてたことと
今、してること
若干ズレが生じてない?