幸せのかけら





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"ーーーダーリンとの電話終わった?"


ちょうど電話を切ったときに、結が戻ってきた。






"うん。
お風呂良かった?"

"もちろん。
今日買ったアロマが良い感じ"






私も入ろうと準備をしてると




"愛、私も彼氏欲しい"

"ん?急にどうしたの?"

"試験終わったからかな。
……愛と黒崎みてると、いいなーって思う"


珍しい結の発言に、少し照れる。



"ーーー結の話、聞くの楽しみ"

"相手が出来ればね"



"そういえば、ナンパされたこと黒崎に言ったの?"

"……言ってない"





実はインフィニティプールでナンパされた。

思った以上にしつこくて、余計に響と話したかったのは秘密。





"……結、好きな人できたら一番に教えてね。
で、私とも遊んでね"

"それはこっちのセリフ"








ーーーーーー大事な親友。


響も、結も、かけがえのない存在。


ーーー今は、結との時間を楽しもう

そう思った。













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