幸せのかけら
"ーーー愛?"
"ご、ごめん。
頭冷やす"
"ーーーは?"
ーーー恥ずかしくて、恥ずかしくて
ベッドのシーツにくるまる。
穴があったら入りたい……!!
"ーーー愛"
"ーーーーーー愛"
"ーーーーーーーーー愛"
徐々に声が大きく聞こえ、強引を剥がされた。
"ーーー責任、とって"
"はい?"
"ーーー俺をこんなにした責任。
とりあえず今からは俺の好きなようにさせてもらう"
"……ご飯が"
"仕掛けてきたのは、お前だろ。
もうムリ、我慢の限界"
ゆっくりの唇が合わさり、響の熱を感じる。
優しく倒され、そこからは響の時間。
とことん愛され、どっちがやきもき妬いてたのかわからなくなるくらい。
"ーーーーーー響、好き"
"俺も。好きだ"
想いを確かめ合い、触れて、繋がって、また確かめて。
相手に伝わりますようにとーーー