幸せのかけら
ーーーーー今しかできないことも、きっとある。
ずっと一緒にいたいけど、恋人と夫婦は違う。
"ーーーーー分かるよ、響が言いたいこと"
複雑そうな表情、少し切なそうにもみえる。
"まだ仕事だって高みを目指したいし、こうやって友達と気兼ねなく飲んだりしたい。
ーーーーーでもそれ以上に、彼女が欲しいんだ"
ーーーーーーーーーーいつか、届くのだろうか。
こんなにも相手を想う親友が
幸せになりますようにと願った。
"よし、飲むぞ。
今まで聞けなかった分、匠の話聞くよ"
ビールで飲み直し。
たまには仕事の話をしつつ、夜がふけた。
ーーーーー結婚か。
匠の話を聞いて、改めて愛とのことを考えた夜。