幸せのかけら






"何遠慮してんの?"



"遠慮っていうか……
重く感じたりしない?"



"感じない"




"だって!

他の女の子といるときに、私が心配するかな、とか考えてほしいってことだよ?"





"だから、それ俺にとっては普通のことだし。

確かに女友達もいるけど、それ以上の関係になることはないし、なるつもりもない。


……逆に、彼女いるのにデレデレしてる奴がおかしいと思うけど"








響の言葉に、心が温まっていく。



この人を好きになって良かった、と改めて感じた。







"…私だって、男の人と2人きりになるの避けてるよ。

響のこともあるけど、私が、嫌だから"









ーーーーーーどこからが浮気か??







"俺も別に男と2人きりになるなとは言わない。


けど、お互い思いやりが大事ってこと"










ーーーーーーーーーーそれは、相手のことを

思いやらなくなったときから










"…私、響を好きになって良かった"



"そりゃ、どーも"








こんな風に、時々お互いの気持ちを伝えあおうね。



< 21 / 160 >

この作品をシェア

pagetop