幸せのかけら
夢の先へ。













ーーーーーー緊張する。



周りは参考書持っている人もいれば、談笑してリラックスしてる人もいる。

















"ーーーやることやるだけだろ"


そわそわして落ち着かない私を、横目で見ながら言う人。

響は凄く落ち着いているように見える。












"だって、これで決まるんだよ?"



"もう勉強しなくていいんだとホッとする"






余裕発言にびっくり。














"ずっと合格圏内にいる人がそんなんでどうするのよ"

大丈夫、と手を握ってくれる結。




"結ーー
頑張る!旅行が待ってるしね"



"そうそう、前向きに!
今まで頑張ってきたんだから大丈夫"











3人で国家試験の会場へ。

結はずっと手を握ってくれていて安心する。












"笠井、あっち教授いるぞ"



"本当だ、愛、ちょっと挨拶いこ"



"うん"













研究室の教授が応援に来てくれたよう。


私も挨拶と激励をもらおうと駆け寄ろうとすると















"愛、待って"






< 92 / 160 >

この作品をシェア

pagetop