隣の席の及川くん。


気づけば私は教室を出ていた。

「おい鈴木!!どこに行く!!」

先生のそんな声がどこかで聞こえた


でもそんな言葉は私にはきこえていなくてただ夢中で走って階段を上っていた


上まで行くと行き止まりになっていて
そこには大きな扉があった

鍵がかかっているかな?と思ってドアノブを押してみると

ギギギィーっ

錆び付いたような音を立てながら扉は開いた


扉を開いた先には真っ青な青空が広がっていて


「階段を上り続ければそりゃ屋上に着くか。」

と1人で納得していた


コンクリートの地面に寝転がった


「私何やってるんだろう。何時もの事じゃん。」

そんな独り言はとても消えそうな声だった





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