隣の席の及川くん。


******



気がつけば真っ青な空は夕日で紅色に染まっていて

いつの間にか眠っていた事に気がついた



「さぶっ」

当たり前だ
4月とは言え夕方になれば多少冷え込む

私は起き上がり屋上を後にした



教室に鞄をとりに廊下をあるいていると
昼まで騒がしかった生徒達はいなくて
シーンっとした空間に私の歩く音だけが響いた

自分の教室に着いて
自分の席を見ると




彼がいた。


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