隣の席の及川くん。
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教室につき自分の席に座っていると
「おはよ!鈴木さん!」
え?
そこには昨日突き放したはずのかれが
変わらぬ笑顔を向けて私に挨拶をしてきていた
なんでよ……
君は何で私なんかに話しかけてくれるの?
そんな私を見て彼は
「ほら!挨拶は親睦を深める第一歩!」
おはようは?と笑いかけてきた
「私と親睦ふかめてどうするの?」
「どうするのって俺が鈴木さんと仲良くしたいって思ってるだけじゃダメなの?
理由なんて必要?」
いやいやいや
普通昨日の私をみたら仲良くなりたいなんて思わないでしょ
だって悪くもなく謝ってくる君に私は
否定するわけでもなく
ただ蔑んだんだよ?
なのに変わらない笑顔を向けてくる君は
なんなの!?
「ほら!はやく!」
そんな彼に呆れて
「…おはよ。」
小さな声で返した