隣の席の及川くん。



下駄箱に着き自分の上履きをぬぎローファーをとろうと自分の靴置きを開けると


沢山の手紙が入っていた



「ホント美華モテるわね!毎日毎日こんなにたくさん。」

私の靴箱を除きつぶやく美緒

入学式の次の日から毎日毎日手紙が入っている私の靴箱。

「そんなに貰って毎日どうしてるのよ?」
なんて聞く美緒に

「ゴミ箱」

と答えると「さすが美華ね。予想通り」
といってきた

私にとっては見た目で好きになる人なんていらない

今の私には2人がいれば十分

恋心とかいまいちわからないし
一人一人断ってたらきりがない


私は手紙を全て手に持ち
下駄箱の袖にあるゴミ箱に捨てた


「せめて持って帰って捨てなさいよ!」

「私は誰の気持ちにも答えるつもりわないわ。それにこの手紙が本人たちに見つかればそれが答えになるでしょう?」

一石二鳥なのって答えると顔に似合わずひどい子ね!なんて笑われた



「湊の奴遅すぎじゃない!?もぉ先帰る?」

「あと少しだけ待ってあげよ?」

「私たちを待たせるなんていい度胸よね!絶対なんか奢ってもらいましょ!」

肉まんたべたいなぁーとるんるんな美緒に苦笑い

それにしても及川くん遅いな

何かあったのかな


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