隣の席の及川くん。
一人になると考えてしまう
このしつこい感情はやっぱり好きって事なのかな
なんて事を考えながら歩いていると
家についていた
「ただいま。」
静まり返った部屋に響く私の声
いつも一方通行な言葉
どれだけ語りかけたくても返事はない
慣れって怖い
そんな習慣に慣れてしまった私は1人で生きていけると思ってしまう
「人は1人では生きていけない」
なんて優しい笑顔でいう彼の顔が頭にチラつく
今は私の頭から出て行って欲しい
そう思いお風呂に向かって湯船を溜め
お風呂に入った