隣の席の及川くん。



「それより美華ちゃんどこいくの?」

「隣町にできた新しいデパート。」


「あー!!俺あそこまだ行ったことないんだよね!楽しみ!」

子供のようにはしゃぎだす拓海くん


正直うるさい
でも、それを言ったところできっと彼は変わらない
はぁ。
ため息が溢れる


気がつけばデパートについていた

新しく出来たデパートは綺麗で
とても広くて1日じゃまわりきれないくらいの大きさだった


服を見に来たけど、どこの店がいいとかわからないからぶらぶら見ていると

「美華ちゃんに似合う服屋さんあるから行こっ!」

そう言い拓海くんは私の腕を引っ張って歩き出した

「え!ちょっと手はなしてよ!」

「いいからいいから!」

私の意見は無視してくる拓海くん

諦めてついていくと

そこには私が好きな感じの服が並ぶお店があった


「こーゆうの好きだろ?」

なんて言う拓海くん
当てられたのがなんか悔しくて


「別に。好きでも嫌いでもない」

なんて意地を張ってみる

「すなおじゃないなぁ!」
と笑う拓海くん

そんな拓海くんを無視して私はお店に入り服を見た


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