黄金と四聖獣
リズリの宿から俺が帰ると、もうイーリアも
帰ってきていた。
結果は…
イーリアの悲しそうな顔を見れは聞かなくても
分かってしまった。
だが、もう俺は記憶が戻らないことに
落胆はしなかった。
ファルダは、ちゃんと麒麟なのだから。
それからは、青龍のドラグ、玄武のジリーも
麒麟を祠に連れていったが、何の成果も得られ
無かったという結果だった。
それに皆が落ち込んでいる時も、俺は
落ち込まず、ファルダと色々と新しく思い出を
作ることに専念した。
そして何度か、リズリのもとを訪ねて
自分が白虎だと言うことは隠し、話を聞いて
もらっていた。