黄金と四聖獣




「…それでも…もう一度会いたかった。悪いですか?」



頬を膨らませてそういうリズリを見て、



俺は驚いて少しの間固まったが、


ほんわかと暖かい気持ちになって、微笑んだ。





「ありがとな、探してくれて」



そう言いながらリズリの頭をぽんぽんと叩くと




「やめんか!背が縮むでしょう!」



と少し頬を赤くしながらリズリが俺から離れた





そんなやり取りをしながら、俺はこんな時が


ずっと続けばいいのに…





そう思っていた。





< 193 / 418 >

この作品をシェア

pagetop