黄金と四聖獣



「ふざけるな…」


エーラが押し殺すような低い声で言うのが


聞こえてくる。




今にもフェルナンの首をはねてしまいそうな…


そんな覇気が、離れていても伝わってくる。




「命令だ。エーラ、下がれ」


その時、シオン様が後ろからエーラを睨んで


言った。



ハッキリとした命令の口調にエーラは少し


怯み、しぶしぶと刀を下ろす。



< 315 / 418 >

この作品をシェア

pagetop