黄金と四聖獣
あぁ…なんだろうこの差は…
そう思いながら、私はライアに
「ありがとう」
とお礼を言った。
「にしても、氷なんて、どこにあったんですか?この寒さですし、どこかに張ってたとか?」
そう聞かれて、私はそういえば…
と思い返す。
フェルナンがこっちに向かって放り投げる
直前…
…フェルナンの手が用水路の中にあったのは
勘違いだろうか。
フェルナンがさっきいた場所に行くと、
その場所だけ溜まった水が氷になって
いなかった。
…あぁ、ここから取ったんだなぁ
と、分かりやすいぐらいに一部だけ氷がない。
…いや…そんなに不満がある訳では無い
けれど…顔を冷やすものに用水路の氷って…
なんだかさすがフェルナン。
と思ってしまう。