黄金と四聖獣
第4章

忍び寄る影





まだ朝日も昇らないほどの早朝、


村の入口には、揃って外套(マント)に


身を包んだ五つの影があった。




その側に、一人の老人が立つ。




その老人に、五人は各々、手を振ったり


お辞儀をしたりしながら、その村を後にした。






五人の一行は、市場を迂回して真っ直ぐ


崖の多い山道へと入っていった。





< 406 / 418 >

この作品をシェア

pagetop