黄金と四聖獣



「とりあえずは、もうひとつ山を越えなきゃいけないので、白虎の件は少し後回しですね」



そうエーラは言う。


「そうだな。」

シオン様もそう返事をして、立ち上がり


エーラの側に立った。




私も立ち上がると、エーラとシオン様の


あとを追って歩き出した。





「クオン!おいで」


そう森の方に叫ぶと、一羽の鷹が素早く


飛んできて、私の腕に止まった。






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