この気持ちの名は…?
その罪悪感が
今もまだ、心を支配する。





***




カチッと時計の針が動き、お昼を知らせた。



お昼ご飯を食べようと席を立つ。





ーグイッ

「うわっ!?…何?」




立った瞬間、掴まれた私の腕。

その主は、蓮生。






「今日…あいてる?」


はぁ…またか。





「あいてない」

…あいてない、なんて嘘だけど。






「んじゃ、昼でいいから!
少し時間、俺にちょーだい?」




蓮生はそう言って私を見つめた。
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