君が罪なら俺は罰を受け入れる
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『やーまーしーた!』
ボーーとしていたところに、ふと突然現れた顔ー……
『え!ちょ!』
何故か顔から炎が燃え上がりそうな程の熱を感じ、あたしは勢いよく顔を逸らした。
『え、』
あたしの反応に違和感を感じたのか、彼はそんな声を出す。
『……な、何!?』
『いや、また山下のファイルが傾れ起こして、俺のところに来てるって言おうと思ったんだけど……。
てか、なんでそんなに顔が赤いの?
え、お前、熱あんの?』
彼の影が動いたような気がした。
彼の影があたしに近づくような気がして、あたしは急いでそれをかわす。
『ない!ないって言ったらない!』
自分でも思う。
あたし、どうしちゃったんだろう、って。
この間の小原と坂巻さんとの会話を聞いてから、あたしどうかしてる………