君が罪なら俺は罰を受け入れる
事情を話すうちに、
『でも作品作りは好きなんでしょ?
色々と悲しいことも苦しいこともあると思うけど、好きなことを少しでもやりながら楽しみを覚えて、それで頑張んなよ』
と、仮にも後輩にあたる方なのに、励まされていました。
でも“いざ書こう”と思うと手が止まり、設定も出来たかと思えばやっぱり書けず……
『だったら、俺のことを題材にしてもいいよ?
それで書けるならそれで書いていいから』
いつも優しかった彼は、こういうときはもっと優しくて。
彼の好意に甘える形でこちらの作品を描かせて頂きました。
主人公の小原、一途で真っ直ぐな想いで百合に恋をしています。
届かなくても、叶わなくても、それでも百合の傍にいたこと、
例え自分から百合の傍を離れることになっても、それでも百合の幸せだけを願い続けるところ、
モデルとなられた方通りです(笑)