君が罪なら俺は罰を受け入れる
『小原………大好き。
私……我儘だし、色々と振りまわしてばっかりだけど。
私、これからは小原が頼れるような女の子になれるように努力するから、だから……小原を好きでいてもいい……?
小原の彼女に……なってもいい……?』
その一生懸命な問いかけが可愛くてー……
俺は気がつけば、その細い腕を掴んで、俺の胸元に引き寄せていた。
『…………小原……?』
俺の突然の行動に驚いたのか、俺の胸元でそう口にするバカ女。
『てか……その問いかけ、可愛すぎだから。
それに今までたっぷり、百合には振り回されてきて……それでも百合を好きだったんだ。
お前の我儘も振りまわされることもなんでもない。
今の……てか今までのお前のままでいい。
そのまんまのお前のままで、俺の彼女になってください』
『………いいの?
私、我儘も振り回しもパワーアップするかもよ?』
『喜んでお前の我儘も振り回しも受け入れる』
その時、バカ女が俺の腰に手を回してきて。
回す手に力を込め、強く、強く抱きついてきた。
『……………本当に、友達にするのも彼氏にするのも……私には勿体ない人。
でも、大好き……いっぱい私の好きをあげるから、小原も沢山の好きを私に頂戴ね?』