君の空。


私の声に驚いて、体がビクついたのがわかった。



「家まで送るよ。親も心配してるだろうし……」



家なんて来られたら一人暮らしがばれちゃう!!



「心配されないから、気にしなくていい。」

「女の子1人で帰らす訳にいかないよ。」

「まだ21時だから!」



強く言うと身を引いてくれたみたいで私に背中を向けて歩き出した。
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