もう一度、恋をしてもいいですか?
「さっ!
買ってきたものばかりだけど
お腹すいたし、食べましょうか!」
と桜介に声をかけ、
2人はダイニングテーブルに
向い合って席についた。
「いただきます」と言い
食事を始める2人。
食事の間は
一切、難しい話せず、
今日の出来事や
他愛もない話をして
いつものように笑い合った。
お腹も満たされ、
真知はキッチンで洗い物をし、
桜介はソファに移動し
部屋に流れる空気を
体中で感じながら、
これから話されることに
少し緊張していた。
真知は、
そんな桜介の様子に
「隣りに座ってもいいですか?」
と言い
桜介の横に座って、
話を切り出した。