もう一度、恋をしてもいいですか?
『うちの嫁は
生産性のない女ね・・』と。
この一言で真知の中に
張り詰めていたものが
プツンと切れ、
姑に暴言を吐き捨て、
離婚を決意。
夫に
いままでの不妊治療の経緯と
姑に言われた言葉の一字一句
全てをぶつけて、
離婚届に印をもらい役所に提出。
役所には華枝と大地が
迎えに来てくれていて
真知が一人にならないように
そのまま自宅に呼び寄せてくれた。
それからしばらく真知は
人の目が気になり、
人の目を怖く感じるようになり
外にも出れなくなってしまった。
それでも2人の世話に
なってばかりでは・・と
仲川家の
家事手伝いをしながら
これからの身の振り方を
考えていた。