もう一度、恋をしてもいいですか?
ふと桜介が目を覚ますと
まだ辺りは薄暗く、
夜が明けていないことが分かった。
自分の腕の中で眠る真知を
見つめて
夢ではなかったことに
安堵した。
こんなに
幸せな行為があったのか・・
と思わせるほど桜介は
満たされており、
・・もっと・・・もっと・・
真知をもっと欲しいという
想いに駆られていた。
真知の体中には
桜介がつけたキスマーク。
桜介は今まで
キスマークが嫌いで
付けられるのも
付けるのも拒否をしてきたが
真知に対しては
独占したい、独占されたい
という気持ちが芽生えていた。
そして・・
初めて自分の
すべてを受け入れて欲しい
という気持ちで行為に
及んでいたことに気がついた。