もう一度、恋をしてもいいですか?
真知が来たかった場所・・
それはこの時期、
丘一面に広がるラベンダー畑。
これから最盛期を迎える
ラベンダーのほのかな香り。
「ここに、来たかったんだ・・」と
真知は大きく深呼吸をし、
その香りを楽しんだ。
2人はベンチに座ると
桜介が・・・
「真知・・元気だったか?
ちょっとふっくらした?」と。
すると真知は
「ちょっと!!
一言目がそれ~~!?
ひどいな~~桜介。
桜介はちょっと痩せたみたいね!」
と顔をプイッと
違う方向に向けてしまった。
桜介にはそれが
たまらなく可愛く見えてしまい
「ぷっ・・うそうそ・・・
真知、ごめん。機嫌直して?」といい
一番確認したかったことから
話し始めた。
「真知、妊娠してる・・よな?」と
真っ先に確認したかったことを口にした。
大地と華枝からは
知らされていなかった事実。